ノイズが音楽を豊かにする～

FBなどで音楽関係の知り合いがこの一週間ほど随分紹介していたのが、4/13放送の「題名のない音楽会」。テーマは「ノイズが音楽を豊かにする～大友良英を作った３曲」。大友良英さんといえばあの「あまちゃん」の音楽を作ったひとだから今や日本で最も有名な人の一人と言っていいですね。それはともかく、このノイズに焦点を当てたというのが「題名のない音楽会」のいいところ。大友さんのナビゲートもとてもテンポがよくて敷居の高かった「前衛音楽」的なものが身近に感じられますね。番組の中で２曲目に取り上げたのがなんと高柳昌行・阿部薫の「集団投射」。大友さんも言っていましたが、日曜の昼間にテレビで高柳さんの音楽がかかるなんて、なんというか凄いことですね。

　ノイズミュージックが紹介されるというのは、「題名のない音楽会」だからこそとも思います。僕は黛敏郎さんが司会を務めていたころの「題名のない音楽会」けっこう好きでした。祝祭日に当たったときの唱歌などの特集は苦手でしたが、実験的な音楽をどんどん紹介していました。今の佐渡裕さんが司会を務めるようになって、あのとき以来の興味深い番組になっています。今回のようなゲストの人選の良さや、宮川淋良さんのようなすごい才人が色を添えて、それでいてやはり佐渡さんがゲストで霞むことのない個性をしっかり発揮していていいですね。

　話は戻りますが、今回の大友さんの出演する「題名のない音楽会」の再放送は、BS朝日で4/19 17:30-18:00, 4/20 23:00-23:30です。是非、お見逃し無く。