2014GW東北旅行-5

東北旅行五日目(最終日)、

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休暇村裏磐梯の周辺は散策路が沢山あるようなのですが、ちょっと微妙な天気で時々小雨も降ってきました。宿を発ち、霧の中、猪苗代湖を目指しました。途中、いくつか滝を見ることが出来ました。猪苗代湖まで降りて来ると磐梯山は雲の中、下界は雲は多いですが切れ目もありました。猪苗代湖畔を少し歩いてみる。桜が満開でした。湖畔はビオトープとして保全されていました。

R49で会津若松に向かう。若松城鶴ヶ城)の周りをドライヴしてからR401に入り、直ぐに左折、県道131号で南下しましたR118で南下するかぎりぎりまで迷ったのですが(ハイシーズンは県道131号は大渋滞するとガイドブックに書いてあったので)、GWとはいえ一応平日であったのと、午前中だったので、思い切って県道131号で山を登りました。峠を越えた所にある「大内宿」に向かいました。昔の町並みを復元したテーマパークみたいな所かと余り期待せずに行ったのですが、400年前の宿場町の面影を残し、実際に茅葺きの古民家に住み、土産物屋や食堂などの店舗として使いつづけていてとても雰囲気のある素敵な所でした。ここの名物だという「ねぎそば」をいただきました(写真が赤っぽいのは店の外の縁側のような所の赤い日よけ傘の下の席だったため)。シンプルなソバなのですが、蕎麦が旨い!そしてこのネギが辛い!クセになりそうです。
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そばを食べ終えてから大内宿のお店を一軒一軒ひやかしながら一番奥まで進むと、階段の上に神社がありました。そこからの眺めがよい!江戸時代にタイムスリップしたような錯覚になります。
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駐車場に戻りながらたらの芽やトチのみ大福を買ったりしました。戻ると、渋滞は発生していないものの、いくつかある駐車場はどれもほぼ満車になっていました。午前中に着いたのが良かったようです。

大内宿を出、R121に入り大川の周りを会津鉄道と絡むように南下して行きます。途中、「塔のへつり」という所に立ち寄りました。「へつり」とは方言で断崖のことを言うそうです。地層がよく見えます。私有地にあるのでしょうか、特に嫌な思いをした訳ではありませんが商売っ気が強くて早々に退散しました(昔、吹き割りの滝で嫌な思いをしたので、苦笑)。

さてとうとう後は帰るだけとなりました。R289で白河ICに向かいました。下郷から白河へは甲子峠を越えるのですが、ここは那須岳の裏側(東北道東北新幹線から見るのと逆側)になります。地味な山道かと思っていたのですが、視界が開けて、裏側なので馴染みは無いですが、なかなかに勇壮な姿の那須岳を拝見できました。そして峠を降りて来る道沿いの新緑がとても美しかったです。
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首都高速が渋滞していましたが、東北道、東名は順調に流れ、少し送れましたが19時半くらいに帰宅しました。本日の走行距離は約360kmでした。

2014年のGW、震災後3年経った東北をしっかり見てこようと、福島~宮城~岩手を巡りました。宮城~岩手の海沿いはR45が復興道路として拡張され、東北道と海沿いを結ぶ主な国道もバイパスなどの整備が進んでいました。車の流れは震災以前よりかなり良くなったのではないでしょうか?反面、リアス式海岸に点在する集落の方は瓦礫が取り除かれているだけで、復興はまだまだ遠い印象でした。再建に向けて、高台移転するのか、しないのか?、沈下した土地をどうするのか?防波堤を高くすれば良いのか?足並みを揃えるのはさぞ難しいだろうと思います。海に生きる人々は海からの恵みと厳しさを知った上で海そばで暮らすことを皆が選ぶのでしょうか?そこに住んでいない者が口を挟むことではないかもしれませんが、職住を切り離すべきではないでしょうか?いずれにせよ、集落ごとに規模も地勢も大きく異なる津波被災地を、不公平の無いように、平等にという口実で同じ対処をするのは間違っているように思います。市町村、県の町再建のガイドライン造りはさぞ難しいだろうと思いますが、オリンピックの準備よりもスピーディーに進められるよう国も後押ししてほしいと思います。

福島県をゆっくり見て回ったのは実は初めてでした。とても表情豊かな自然感じることが出来ました。尤も今回は会津~中通~浜通と三分すると、会津しか見ていないので、次は是非、浜通~中通~そしてもう一度会津と福島を堪能しにまた来ようと思います。

以上、今回の5日間の東北旅行の総走行距離は約1660kmでした。