信州行(3)

お盆の信州行の続きです。

安曇野は初めてなので泊った「遊人」さんでお奨めの場所を教えてもらいました。土産物屋やガラス工芸などの体験工房が並んだ「安曇野の里」に車を置き、近くを流れる小川沿いに散歩した。しばらく行くともう少し大きな川に辿り着いた。万水川、川岸は草が生い茂り、土手を上ると土の道がつづき、所々に土手道を挟むように林が茂り、いい感じに日差しを和らげます。川向こうには雑木林の間々に民家の屋根や田畑が見え、更にその向こうに北アルプスがそびえる。ひときわ高く見えるのは常念岳だろうか?豊富な川の流れる音に包まれる。とても和む。いい所だ~。この土手道は「せせらぎの小路」というのだそう。NHKの朝ドラ「おひさま」で主人公の陽子が自転車を押して歩くシーンをここらで撮ったとのこと。
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賑やかな声が近付いてきたと思ったら、ラフティングでした。川幅はご覧の通りあまりありませんが、水量があるので結構、どんどん流れていきます。水と緑に身近で包まれて気持ち良さそう。この万水川周辺には沢山の小川があって、民家の間を縫うようにあちらこちらにあります。わさび田も至る所にあります。そういった小川のそばには沢山のイトトンボが居ました。イトトンボを見ると自然が豊かな証拠のような気がして、なんだか嬉しくなり写真に撮るクセがあります。ぱっと見、3種類くらいはいました。こんな感じです。
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駐車場まで戻り、そこからちょこっとだけ車で移動して(歩ける距離)、「わさび田湧水公園」に行った。北アルプスの冷たくてきれいな伏流水がここで涌き上っていて、それもすごい水量です。その少し下流川は池の様になっていますが、底は至る所から水が涌き上っているのが分かります。
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お昼近くなってきたので、「遊人」さんできいたお奨めのお蕎麦屋さんに向かいました。車で少し離れた池田町にあるのですが、向かうには「大王わさび農場」という安曇野の観光名所の近くを通る。でも車が大渋滞していて(大王わさび農場の周辺だけ大混雑)身動きが取れず、山側を遠回りして予定より少し遅れて目的のそば屋「かたせ」にたどり着きました。ぎりぎり混み出す直前に着いたのでゆっくり蕎麦を堪能できました。蕎麦屋のご主人に言われる通りにしきたり?を守って頂きました。まずは何も付けずに蕎麦だけで頂く、蕎麦の風味が口中に広がっておいしい!つぎに軽く塩を付けて頂く、そばの味が濃厚になったように感じる(蕎麦の風味を食すには個人的にはこれが一番お気に入り)。そしてそばつゆをつけて頂き、最後にわさびを加えて頂く、わさびの風味が重なり素晴らしく芳醇な味わい。季節の野菜や草花の天ぷらも、おいしかったです。さて、この風味豊かなわさび、ご主人お奨めの所があると、教えてもらいました。「わさび漬井比」、また安曇野方面、穂高の近くです。あとでここでわさび漬けなど買っていきました。
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蕎麦屋を出て、ガイドブックで景色が良い所として紹介されていた「北アルプス展望美術館(池田町立美術館)」に向かいました。行く途中、「大雪渓」という看板に気付きました。随分昔、学生の頃、友人たちと(Balladsのプロフ写真を撮ってくれたH氏もいた)黒部ダムを見に行ったときに、寄った大町で「日本酒博物館」(確かそんな名前だったと思う)に立ち寄りました。ここで利き酒して(口に含むだけ)一番気に入ったのが「大雪渓」(純米酒だったと思う)でした。嬉しくて蔵元に寄って見ると、なんと今日からお盆休みとのこと。残念でした。さて「北アルプス展望美術館」では景色だけで展示は見ませんでした。北アルプスの峰々が一望できて素晴らしい展望でした。パノラマ写真というのに挑戦してみたが、失敗しました(苦笑)。なので普通の写真。
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一応、失敗したパノラマ写真も。色合いを揃えることができませんでした。(モロにつぎはぎだらけ)
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真ん中の一番どっしりした山が有明山。       ↑(この辺り)
この日は、車山高原のプチペンションまで移動です。犀川沿いに国道19号を南下しました。今日はたまたま恒例の安曇野花火大会の日で、視界の良い河原周辺は入場制限のテープが貼られて会場整理係が大勢駆り出されて準備していました。松本から霧ヶ峰を抜けて行きました。途中、八島湿原に寄りました。以前ここへ来たときは、なんだか乾燥していて湿原というイメージがなかったのですが、今回は湿原らしい風景を見ることができました。写真中央の小高く見えるのが車山、今日はあの山の向こう側にある「車山高原プチペンションこてまり」に泊ります。
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こてまりに17時過ぎに到着。部屋は山側で窓からの展望は開けてい
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ませんが、食堂のテラスが見晴らしがよく気持ちいい。夕食前に風呂に入り、テラスで夕涼み。安曇野ロッジ遊人は4組しか泊れませんが、こここてまりは部屋数が多く、お盆ということもあり満室。しかも4人くらいで切り盛りしているらしく、夕食時は大変な混乱状態でした。給仕のおばさんが明るく振る舞っているのが救い。手伝いたくなりました。それでも各テーブルバラバラに頼んだピールやワイン、日本酒などちゃんと把握していて、翌朝、間違わずに伝票を付けていたのには正直、驚きました。夕食後もテラスで缶ビール。遠くに蓼科温泉の打ち上げ花火を眺め、その後はベンチに寝そべって星を眺めました。ペルセウス座流星群の極大は過ぎていましたが、流れ星も見れました。
(まだ続く)