2014GW東北旅行-1

4月の終わりから東北へ旅行へ行ってきました。丁度一年前に一泊で岩手県宮古浄土ヶ浜~田老~龍泉洞と巡りました。去年は盛岡までの行き帰りに新幹線を使い、復興応援バスツアーは良かったものの一泊で行くにはやはりちょっと時間的に、体力的にも厳しいものがありました。今年は結婚20周年、義父母の結婚50周年ということで、奮発して、さらにお義父さんの腰の具合が良くなく歩けないこともあり、神奈川から車で福島~宮城~岩手と巡ろうと企画しました。ほんとは久慈まで北上したかったのですが、岩手県は本当に大きい、今回四泊で計画しても、久慈まで回るのは難しいと判断、最北は北山崎としました。

初日、自宅を6時40分に出て、東名~首都高~東北道と順調に進み、昼食は国見SAで食べました。福島県宮城県境寄りの高台にあり、周囲の新緑となだらかな丘陵が広がる景色の良い所でした。仙台港北ICで降りて、最初の目的地、塩竈~松島を遠望する高台、七ヶ浜町の多聞山に14時前に着きました。歩き易く整備された歩道には桜や花桃が咲き乱れ若葉と相まってとても奇麗でした。ここから明日に掛けて基本的にR45に沿って北上して行きます。松島付近はかなり観光客も多く賑わっていました。一年半前に友人に案内してもらった石巻市の様子、特に日和山からの様子が忘れられず、今回も行ってみました。
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門脇小学校や救急医療センター、川向こうに集積された瓦礫の山、震災後一年半経っても残っていた津波災害の爪痕がほぼすべて消えていました。片付けられて妙に隙間が多く感じられました。石巻市内の車も一年半前に比べ格段に増えていました。

その後、R45、すなわち三陸自動車道に沿って北上しました。復興を支える意味もあるのでしょう、走っているのは半分くらいはダンプでした。といっても交通量はそれほど多くなく、とても走り易い自動車専用道路でした。お義父さんが昔、疎開していたという登米周辺をドライヴしながら、今日の宿泊地、南三陸町のホテル観洋に17時過ぎに到着しました。ホテル観洋は被災直後から南三陸町の被災者の受け入れ、ボランティアの受け入れなど復興を支えて来た所として聞いていました。着いてみると、海辺、窓の下はすぐ海というロケーション。津波が押し寄せたときは凄まじかったろうと、その後の復興も大変だったろうと頭では思いますが、目の前には静かな、穏やかな海が広がり、牡蠣の養殖でしょうか、沢山の筏が浮かびのどかな光景でした。

本日の走行距離は約520kmでした。

夕食は海の幸をふんだんに、けれど絶妙にちょうど良い量でした。なにより、生まれて初めてアワビが旨いものだと知りました。ホントに旨い、実に旨い、最高でした。
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ホテルの売店で、地元の写真家佐藤信一さんの写真集「南三陸から2011.3.11~2011.9.11」と朝日新聞記者の著書「南三陸日記」を買いました。写真の訴える力に参りました。自然と涙が溢れて来てしまいます。